北風と太陽

ある時期、食べ物を愛する人達のいる環境に身をおいていた。

オーガニック、ビーガンを基本としていて、

肉や魚を調理したところもあったけど、良質なものを選んだものを提供する人達だった。

美味しいものは大好きだったけれど、食品添加物や化学調味料も使っていた私は、その環境の中で、浮いていたのではないかな。興味もすごくあるわけではなかった。

そんな私を誰も咎めるでもなく、これは体に悪いからとウンチクを垂れる人もおらず、

ただただその時期私は FEED されていたんだと思う。

ニホンミツバチをお家の庭で飼っている友人。

味噌を毎年作る人達、時に醤油も作っていた。

梅は毎年山に行って採ってきては漬けて

お酒もオーガニック、ビールも作ったりした。

野菜は綺麗に盛り付けられてそして美味しかった。

そのまま食べても美味しいし、手間暇かけて作られたものも美味しかった。

朝ごはんは七輪でご飯を炊いて、野菜を庭から摘んできてお味噌汁を作ってくれた。

田植えから稲刈りまで、新年は餅つき。

裏山で筍掘り

そこにいるだけで、食、畑、保存食、調理の仕方などなど、沢山の知識が身についていった。

そこのコミュニティで行われるイベントやカフェは、地方都市から自動車で1時間半くらいの場所だったけれど、

食に特に興味があるわけではない普通の都会人も足をわざわざ伸ばすような素敵な場所だった。

ある日、何か自分で始めたいと思っている男性が、そこのコミュニティの要の方に

どうしたらこんなに風にできるのですか?

と質問されているのをたまたま目撃した。

こういうのって、特定の人達しか集まらないのに、ここには一般の普通の方達もやってくる、どうしてですか?

自分がいいなあ、と思ったことをそのままやっているだけなんです。

という答えが印象的だった。

私はそこに2年くらいいたのだけど、

いつの間にか化学調味料は使わなくなり、食品添加物も摂らないようになっていった。

頑固な性格であまり変化を好まない私だけれど

美味しいものを沢山知って、毎日食べているうちに

身体が昔のような食生活を欲しなくなっていったのだ。

それでもそこまでストイックではなく、たまにカップラーメンとか食べたりするけれど

やっぱり元のようには戻らなくなった。

北風と太陽

ただただ純粋に美味しいものを美味しく

楽しく、育てて、育んで、みんなでいただく。

そうじゃない人に対して、目くじら立てるわけでもなく、無視するわけでもなく

どう?一緒に?と声をかけてくれる

FEEDされていたんだと思う。

太陽は最強だ。

今でも年に最低1回は遊びに行っている。

そして沢山ご飯を食べて帰ってくる。

そろそろ行かなくっちゃ。

私も太陽のように自分の好きなことをまっすぐに向かって沢山遊ぼう。

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ʻOluʻOlu

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