神聖な場所 人の想い
このような仕事をしていると
私でも場所の空気感のようなものを感じる。
本当にざっくりというと
新しい建物はフレッシュで活気があるし
古い建物は趣はあるかもしれないけど蓄積された空気の重みがある
どちらにしても人の手入れ(愛情)が入ると
綺麗に保たれている。
私がここの家(サロン)に引っ越してきて
1年経った。
自分で言うのもなんなんだけど
とっても綺麗に変化したと思う。
家に取り残された古くなった家具を捨て
網戸を張ってもらい
床を磨き
押入れの中も全部ふき
流しもトイレもお風呂も全て磨き
ロミロミを始め
ヒーリングを始め
空気が変わった。
庭のハーブの手入れもして、
今、庭で採れたフレッシュのレモングラスティーなぞも飲みながらこれを書いている。
家が
喜んでいる
って言うのを感じながら書いている。
昔、
私が東京に住んでいた頃、
近所の公園に小さな神社があった。
池の真ん中にポツンと建つ
小さな赤い橋を渡って可愛い鳥居をくぐると
綺麗で可愛らしいお賽銭箱がちょこんとあって
大好きだった。
大人になって
その頃、気持ちがささくれていた私は
その小さな神社をふと思い出し
幼い頃守ってくれていた神社の優しさに触れたくて
ふと参拝にいった。
いつものように可愛い赤い橋を渡ったところで
なんだか雰囲気がうら寂しく、荒んでいることに気がついた
手水舎は水は張っていなく、ゴミがそこにはあった。
人にすっかり忘れ去られて荒んでしまった神社をみて
その時の自分みたいだ、と自分と重ねて
寂しい気持ちでお参りして帰っていった。
幼い頃、生命力に溢れていた自分もいなく
そこに優しく佇んでいた神社も消えてしまった。
その、1週間後だったと思う。
仕事から帰って夜道を歩いていると
公園が明るく、そして煙を吐きながら燃えていた。
そう、神社が燃えていたのである。
火力で窓ガラスが割れる音が公園の外にいてもきこえ、
遠くからでも全焼してしまうのがわかった。
後から聞いたら、放火ではないかと言う話。
うらぶれた神社を見た後で
なんだかとても納得してしまう出来事で
ああやっぱり、やっぱりそうなんだ。
人が手入れをしてあげないと
そうなってしまうんだ、とその時強く感じた。
何か悪いものにつけ込まれてしまう。
人の思いもまた神様と言う存在をつくっている。
そして、その神社はどうなったか。
なんと!
地元の人達が寄付金を出し合って、
復元したのである!
そして、今でも(多分)忘れ去られないように
地元の人達で手入れされている。
綺麗になって生まれ変わった神社を参拝して
人の想いに触れ、
私はなんだか安心したように思った記憶がある。
あんな出来事があった後
みんなが何かを思い出したように
感じた。
よかった。
場所のエネルギーもすごいけど
人のエネルギーもすごいな。
強いエネルギーの場所
神聖な場所とされているところ
そこに加わる人のエネルギー。
私は
このお家に守られていることを感じている。
前の状態を知っている人は
想像つかないかもしれないけど
遠くから遊びに来てくれる友達や
ここに来てくれるクライアントさん
ここが気に入ってくれているのを感じている。
私も気に入っている。
手入れ(愛情)をかけた分だけ
受け取っているものが大きいな。
と思いながら過ごしている。
そして
私は思う。
人の体は
一番のその人の
神聖な場所だと。
その場所を
手入れをして
新鮮な空気を入れて
美味しいお供え物をして
愛情をたっぷりかけてあげる。
神聖な体という神殿に
神聖にお手入れしてあげようと
思う。
人にも
自分にも
読んでくれて
ありがとう
今日の1枚 みんなでお清め中
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