バトン
今これを旅先のニュージーランドで書いています。
昨日はアベルタスマン国立公園の11キロのトレッキングの後、ザボンと海に入りました。
海に入った後は視界がよりクリアになり、今までそこにあった緑や海や空がよりはっきり見えます。
今までと同じ風景なのに本当にくっきりと見え、今まで何を見ていたんだろう?
という気持ちになるから不思議。
日本から出国する前に
とある知人の方が亡くなった。
私がハワイから帰ってきて、今住んでいる西尾市に引っ越したばかりの頃
その頃の私はとても元気がなかった。
その元気のない私にとても励ましてくれた記憶がある。
文章にすればそれだけのことなのだが、
ちょっと特殊な状況だったし、
励ましはその方の生き方やどうして今こうやって日本にいるか
ということにも深く関わっていて
お互いなかなかドラマティックだったと思う。
今ここにいることも
沢山の繋がりがある
ということを本当に意識している。
今はこの状況がどうして起こったか理解できないと思うけど
何年も経って10年経って、わかることかもしれないよ。
その頂いた言葉をしっかりと今も胸に置いている。
そして、まだ全貌はわからないけど
ちょっとづつ、わかってきたように思う。
彼女から何かバトンのようなものを受け取ったのだと思う
それは命のようなものでもある。
この歳になってきて、
いろんな方といろんな形を通して
別れを経験してきた。
おバカな私でも
何か、決断をする時
それが大きくても
小さくても
それが本当の自分の望みか
ということを少しだけ意識できるようになった
それでも
おバカな私はまたすぐ忘れる
そんな時はまた海にザブンと入って
今まで視界に本当に入ってこなかった
海や空を見るように
何度でも思い出していけたらいいと思っている
読んでくれて
ありがとう
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